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子宮肉腫(しきゅうにくしゅ)

子宮肉腫とは

子宮は、膣に近い子宮頸部、その奥の子宮体部に分かれます。そして子宮体部にできる悪性腫瘍には、子宮体がんの他に発症率は低いですが子宮肉腫があります。

また、子宮体部にできる良性腫瘍には子宮筋腫があります。

子宮筋腫は良性であるので命を落とす危険はないのですが、子宮肉腫と区別しにくく、子宮筋腫と思っていたら子宮肉腫であった場合もあるので油断できないのです。

子宮筋腫の発育のスピードが異様に速い場合または閉経後も発育を続けるような大きい筋腫は、稀ですが悪性腫瘍の時があり、子宮肉腫と診断されます。

子宮肉腫は、子宮頸部より体部に多く発生し、その大部分は筋肉から発生します。

子宮体がんでは女性ホルモン値の高い人、肥満、高血圧、糖尿病などの病気を持った人がリスクの高い人ですが、子宮肉腫では、これらのホルモン状態、病気とはほとんど関係なく、はっきりとしたリスクはわかっていません。

ただ、過去に骨盤内に放射線を照射したことのある人に多く発生するといわれています。


子宮肉腫の症状

生理以外や閉経後の不正出血やおりものの増加。

その他、腹痛、下腹部の違和感を感じることもあります。



子宮肉腫の診断と治療

子宮肉腫は筋層内に発生するため初期には子宮がん検診でもみつかりません。

子宮肉腫は子宮体がんの一種でありながら、ありふれた筋腫と区別がつきにくいうえに、抗がん剤も放射線もほとんど効き目がなく、増殖、転移が早いので他の子宮がんよりこわい病気です.

子宮全摘術および両側付属器(卵巣と卵管)切除術が基本的な治療法です。

肉腫が進行していて手術が不可能な場合には、化学療法や放射線療法が行われます。また再発予防のため、手術後にも化学療法や放射線療法が追加されます。

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